岩渕まことと由美子は、ちょうど一ヶ月前の7月7日(日)の夜に車で釜石へ入りました。活動は8日(月)の午後から10日(水)の午前までで、その間に5回のコンサートをさせていただきました。本来ならば活動終了後すぐに報告をアップすべきところですが、あいにく体調を崩しましてご報告ができず終いになってしまいましたことをお詫びいたします。
今回のコンサートをさせていただいた場所です。
7月8日(月)午後 大町4号復興住宅
夜 ウクレレ会
7月9日(火)午前 橋野コミュニティセンター
午後 大町1号復興住宅
7月10日(水)午前 只越5号復興住宅
今回も現地でのプランは全て社会福祉協議会の高橋和義牧師が立ててくださいました。今回の特徴は新たにコンサートを計画するのではなく、すでに行われている各復興住宅でのサロンの中でコンサートをさせていただいたことです。しかしコンサートとしてはこれまでのコンサートよりも長く、約1時間ほどの内容を楽しんでいただきました。定例サロンということで集われる方々も無理なくお出かけくださっているようで、これからのコンサート開催はこのような形も良いと思わされました。
大町4号復興住宅ではコンサートの後に皆さんのカラオケ大会となりました。釜石は元々和洋問わず音曲が盛んなところです。カラオケ大会は名司会者がいらっしゃって、皆さんがその方のリードにつられるように次々に歌っていらっしゃいました。
夜は小佐野公民館をお借りしての『ウクレレ会』です。何人かの新しい方もみえられていて、和やかな時をもたせていただきました。『ウクレレ会』はひとり500円の会費制で運営されています。そこから経費を省いたものを東北応援団のカンパとしてお渡しいただいています。今回は8月31日の『ありがと音頭フェスティバル』のプログラム広告も出してくださることになりました。支援させていただく側、される側という固定された関係から、新しい関わりへと踏み出しておられる皆さんに心から敬意を表します。
9日(火)午前の橋野コミュニティセンターはラグビー場ができた鵜住居からしばらく山に入ったところにあります。もう少し先へ行くと世界遺産の橋野鉄鉱山があります。
橋野コミュニティセンターのプログラムはまず『100才体操』という健康体操から始まりました。私たちも一緒に参加しましたが、約30分間体幹トレーニングとストレッチの充実した体操でした。皆さんは毎週この体操に取り組んでいらっしゃるそうです。
コンサート終了後は直ぐに釜石市街まで戻り、午後の準備に入りました。この午後は大町1号復興住宅でコンサートです。
この復興住宅は以前にも訪れたことがあります。中庭があるお洒落な建物なので印象に残っていました。あいにくあまり集まりが良くなかったようですが、コンサート後には話に花が咲いて和やかな『お茶っこ』となりました。
最終日の10日(水)は初めて伺う只越復興住宅5号棟です。
こちらは明るく活気のある方が多くコンサートも盛り上がりました。しかしお茶をいただきながらお話をしていると、その明るさの陰にある、ご苦労が聞こえてきて復興の道のりの長さを改めて思わされました。
以上が今回の釜石での活動内容です。次の訪釜の予定は立っていませんが、これまでと同じペースで伺うことができたらと願っています。今後も皆様のご支援をよろしくお願いします。
岩渕まこと