多くの手応えをいただいた釜石訪問

今年3度目となる釜石への旅はいくつもの手応えをいただいて帰ることができました。

今回の予定は先日お知らせしました通りで以下のプログラムです。

6日(木)
移動日(車)

7日(金) 
お茶っこサロン  大只越復興住宅1号棟集会所1 午後2時半~4時
ウクレレ会    小佐野公民館老人の間     午後6時 ~8時 

8日(土) 
コンサート    いっぽいっぽ山田       午前10時半~  
お茶っこサロン  只越復興住宅4号棟集会所   午後2時半~4時    

9日(日)   
ミニコンサート  新生釜石教会         午前10時~     
ホームコンサート 高橋家            午後3時~5時 

 
10日(月)   
コンサート    鵜住居公民館         午前10時~12時

11日(火)
移動日(車)

今回の活動も8日の山田でのコンサート以外は、社会福祉協議会の高橋和義氏のコーディネイトによります。今回は二カ所の復興住宅でのお茶っこサロンに伺いましたが、このお茶っこサロンは小さな集まりながらも個々の復興住宅の町内会が結成されるための、きっかけとなり後押しとなっています。この地道な活動の結果、釜石地区の復興住宅の町内会結成率が他の地区よりも高くなっているという嬉しいレポートも伺うことができました。

いっぽいっぽ山田の交流カフェは駅よりも海側の場所から駅の反対側の少し山寄りに移転していました。今回は1年半ぶりの訪問でしたが、会場いっぱいの方々が詰めかけてくださいました。これまで何度か伺っているのでお客様の方から「顔なじみだからね」という親しみを込めて接してくださっているような温もりを感じました。

高橋和義家でのホームコンサートはご自宅に、ウクレレ会やご近所の方々をお誘いするという初の試みということでした。それがなんと町内会長さんまでお見えくださり、復興住宅の集会所で開催しているような地域の交流が一般の地域でもできるという、新しいアイデアだと思いました。

そしてこのホームコンサートの会話の中から新しい夢が生まれてきました。

参加してくださった方が、何人かのご友人と一緒に作った紙製のクラフトバンド製のバッグをプレゼントしてくださったのです。それがあまりにも良くできていて、私はきっと欲しい方がいらっしゃるんじゃないかな、という思いが湧いてきました。そしてその場で釜石の皆さんが作ったバッグを全国の皆さんに紹介したいという気持ちになり、アイデアを皆さんにお話したところ、皆さんもとても乗り気になってくださいました。

戻ってから早速ある友人にそのことを話したところ、その友人も興味を持ってくださり、可能性があるかどうかを調べ始めてくれるとのことでした。このバッグで釜石の皆様と全国の皆様が繋がったら嬉しいと思います。このバッグとの出会いがどんな風に展開していくのかが楽しみです。

さてウクレレ会のことをまだ書いていませんが、いつにも増して多くの方々が集ってくださいました。ハワイでは何人かがウクレレを持ち寄って、ウクレレを弾きながら、好きな歌を順番に歌って楽しむ文化があるそうです。今回のウクレレ会はまさにそんな感じでした。早く集まった方から誰ともなく歌が始まり、歌が続きました。私はまるでハワイにいるような、ウクレレならではの空気に身を任せていました。

最後のコンサートは「津波てんでんこ」で名前が知れ渡った、釜石市の北に位置する鵜住居(うのすまい)地区です。この地区は何度も通過したことがありますが歌うのは初めてです。最近公民館が新しくなってコンサートなどの開催が可能になったようです。会場には消防士さんや社会福祉協議会のスタッフの方まで詰めかけてくださり、コンサートを盛り上げてくださいました。

今回も”東北応援団 LOVE EAST”でお預かりしている多くの方々からの支援金から、交通費と滞在費を援助していただき活動をさせていただきました。次回の予定はまだ決まっていませんが、年内に1度は訪問をしたいと考えています。

岩渕まこと

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