仙台の沿岸部(岩渕)

今回の滞在2日目の11日は10時少し前に最初のライブ会場のニッペリア仮設住宅に入りました。会場では健康体操が行われていて、終わるまで会場の外で待機です。健康体操が終わったタイミングで音響機材や茶菓の搬入を開始しましたが、セッティングは昨日に続いて2回目なので、なんと15分程度でセッティングを終えて、簡単なサウンドチェックをすることができました。準備の時間があまりないのでひよっとしたら開始が遅れるかもしれないと話していたのですが、無事に予定の10時半にスタートすることができました。

一昨年もこちらに来ましたが、その時に比べるとずいぶん人が少なくなっているそうです。家を建てた方や、復興住宅へ移った方がかなりいらっしゃるようです。

ニッペリアでのセットリストはこんな感じでした。

1  日日草

2  なぜか人生初の「青葉城恋歌」

3  ぺんぺん草

4  北上夜曲

5  私の青空

EN

6  生きているから

ライブの後はなんと芋煮がふるまわれました。私も久しぶりの芋煮に舌鼓を打ちながら、一緒にテーブルを囲んだ皆さんと震災の頃の事や、最近の生活のことなどなどいろいろと話が弾みました。話の端々に感じるのは私も仙台人だということです。なぜならばローカルな話にどこまでもついていくことができました。

芋煮も一段落したところで、午後のライブのための移動開始です。機材をたたんで、会場を掃除して、ライブ会場の港南ハウスへ向かいました。こちらはご自分も被災されたOさんご夫妻が今後のためにみんなが集まれるようにと計画して建てたお宅です。

こちらには近所の方をはじめ、遠くからも「コンサートならば」ということで来てくださった方々で席がいっぱいになりました。

こちらのセットリストです。

1  きく

2  スマイル

3  ただありがとう

4  ガクアジサイ

5  なんでもできる

6  私の青空

7  God Bless You

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8  生きているから

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9. 父の涙

こちらでも初めて聴く歌が多いのにもかかわらずみなさんが最後まで耳を傾けてくださり、良い時間を持たせてもらいました。

ライブの後にお茶の時間があったのですが、みなさん和気あいあいといろんな話を聞かせてくれました。「また歌いにきてください」なんて嬉しい言葉をかけていただきながら港南ハウスを後にしました。

ここ1年ほどは宮城は交通の便も良いこともあって、比較的に多くの方々がボランティアに出かけていらっしゃることを見聞きしていました。私はあまり人が行かないところに行かせてもらおう、ということで福島や岩手を訪ねることが多かったのですが、震災から時が過ぎて、宮城でもボランティアの方は減っているそうです。今回の2日間の訪問で東北のそれぞれの地域で今もボランティアが必要とされていることを再確認しました。”東北応援団 LOVE EAST”の働きが現地のニーズに応えてゆけるように、引き続きみなさまのご支援をお願いします。

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